アクアリウム学 [サンゴ]

ミドリイシ

軽い骨格を持ち、成長が早く空間をめぐる種間争いに勝り、サンゴ個体には中軸サンゴ個体(頂端ポリプ)と放射サンゴ個体(即性ポリプ)の2型があって、中軸サンゴ個体によって新たなポリプの出芽が引き継がれます。

雌雄同体で殆どの種が配偶子放出型で一斉産卵を行います。何故、産卵が5月の満月付近に集中して起こるのか、その理由は未だよく分かっていません。

大量の赤いスリック(卵や幼生)が海中を漂う姿はとても幻想的です。また樹枝状の群体は、台風時の荒波によって破壊され、散乱した破片が再固着したり、そのまま成長し、無性的に増殖します。


ミドリイシ属には少なくとも150種が知られていて、国内周辺には約80種類が分布しています。インド洋・太平洋のサンゴ種で最も種類数が多く、量的にも優占し、サンゴ礁の海中景観を形成する重要な役割を果たしています。